組織全体を
進化させる面白さ

ブロック長

向後　嘉映Kougo Yoshio

2008年入社

ブロック長の役割を教えてください

責任の重さとやりがいは、
経営者に近いかもしれない

担当ブロックでは20店舗、総勢約200名が働いており、年間売上は20億円以上。この規模を責任者としてマネジメントしていくことが私の役割です。日々店舗を周って店長と面談をし、売上管理やスタッフの育成にも関わります。また、課題を抱えた店長の指導も重要な仕事です。ある日、売上が想定通りではない店舗に足を運ぶと、様々な商品をアピールしたいばかりに情報量が多くなってしまい、お客さまが混乱される売り場になっていたことがありました。私自身、過去の店長経験から気持ちはよく分かるのですが、あえて「置く商品を減らす」指導をしました。良い結果が出た際には店長も喜んでいましたし、彼の成長にもつながったと思います。キタムラはチェーン店ではありますが、店舗形態は様々です。指導する難しさや、そこで働く従業者を守る責任とプレッシャーを日々感じますね。しかし、多くの仲間と大きな数字を生み出せるやりがいがあることも、ブロック長という仕事だと思います。

エリアをマネジメントする上で、
大切にしていることは何ですか？

「コミュニケーション」は上長の熱意にかかっている

私がブロック長になったのは2021年、コロナが日本に蔓延しているタイミングでした。店長とコミュニケーションを取りたいと思っても、店舗に行けない。オンラインで面談をするものの、距離を縮めることが難しい、というジレンマがありました。店長はきっとたくさんの悩みを抱えているはずなのに……と、もどかしい気持ちでしたね。そこでコミュニケーションの総量をとにかく増やすことにしました。意識して電話をかけ、自分から一歩踏み込んで、とことん話を聞きました。その結果、数字や議題には上がりにくい悩みを話してくれる関係性を築くことができました。この「コミュニケーションを大切にする」のはキタムラの文化でもあり、コロナ禍ではその重要性を再認識する機会となりました。

これからチャレンジしたいことはありますか？

先陣を切ることで
ブロック全体の進化を促していく

カメラのキタムラとスタジオマリオの業務の垣根をなくし、各店舗が運営を最適化する体制を作る。これがブロック長として目下の目標です。スタッフ一人ひとりがカメラ関連商品の提案とスタジオ撮影、どちらも行えるようになれば、そこからシナジーが生まれ、他には真似できない価値をお客さまに提供できるはず。そのためには、全員が新しい取り組みに安心して挑戦できるように、私が率先してトライする姿を見せていきたいと考えています。カメラの知識も、撮影テクニックも覚える。そして幅広いお客さまに喜ばれる接客スキルを身につける。楽ではありません。ですが、私自身と店長・スタッフのレベルアップの手応えも感じています。自分の行動力でブロック全体の盛り上がりに貢献できればと思います。