新しいキタムラへの
挑戦は、
ワクワクの
連続だ

旗艦店について教えてください

予想だにしなかった
逆境の中でのスタート

• 白川
• 北村写真機店がOPENしたのが、2020年7月頃。丁度、王さんが2020年入社だったけど、当時のこと覚えてる？
• 王
• もちろん覚えています！当時、地下1階から6階まで全てキタムラの店舗ということに驚きましたし、従来の店舗とはかなり異なるなと思いました。
• 白川
• お客さまがお店に入った瞬間に感動してもらえるようなお店づくりをしなければ、とオープン当初から考えていましたね。それまでの慣例はリセットして、とにかく新しいサービスや事業をお客さま目線で考え続ける。既存の事業だけやっても、待っているのは停滞か衰退だけですから。もちろん良い部分は残すけれど、新しい写真体験の発信拠点になるような店舗にしたかった。
• 王
• でも、OPEN当初はコロナが大流行して結構大変でしたよね……。
• 白川
• そう。もともと見込んでいたインバウンドのお客さまがほとんどゼロになって、初年度は年間目標の半分くらいの売上で着地したんだよね。でも、できた店とメンバーを見て、投資した以上の利益は必ず出せると確信していました。今では投資した分もしっかり回収して、軌道に乗せることができています。

• 王
• まだ日本でも馴染みの薄いサービスだったから、どうしたらセルフ写真館の価値や楽しさが伝わるか、試行錯誤の連続でした。SNSでの販促方法の提案から、お客さまに口コミの投稿を毎回お願いするなど地道なことも継続しましたね。
• 白川
• そのおかげで、今では「セルフ写真館」と検索すると北村写真機店のPICmiiが一番上に出てくるまでになったね。王さんの行動力にはいつも驚かされるし、私も周りのスタッフも刺激をもらえるよ。PICmiiだけじゃなく、インバウンドのお客さまが戻り始めたタイミングで、お客さまへのアンケートと分析をすることも提案してくれたよね。
• 王
• はい！例えばアジアのお客さまは中古の製品より新品に価値を感じる方が多く、欧米のお客さまはヴィンテージカメラに高い価値を感じる方が多いなど、やってみて初めて分かったことがたくさんあります。新しいことを提案したり、自分の目標以外のことに挑戦するのは大変ですが、その分だけ自分も成長できるし、お店の成長にも繋がっていることを日々感じています。
• 白川
• まずは自分の成長のために仕事をしてみよう、と私も朝礼などでいつも伝えていますね。それが個人の成長になり、お店の成長にも繋がり、必ずお客さまに喜んでいただけると思っています。

北村写真機店で、これからどんな仕事に
挑戦していきたいですか？

一人ひとりが北村写真機店を、
そして全国のキタムラを変えていく

• 王
• まだまだやってみたいことは色々ありますね。 例えば、先程のアンケート分析を販促や仕組みに生かしていきたいと思っています。 欧米の方にリユースのヴィンテージカメラを販促したり、逆に中国の方にリユースを購入いただける仕組みをどう作るかとか。
• 白川
• 日々こういったディスカッションもよくしているよね。
  日頃からコミュニケーションが多いので、もう娘と親父のような関係性になってる（笑）
• 王
• どんな提案でもちゃんと聞いてくれて、提案が採用されないときも何がダメなのかハッキリ言ってくれるから、次の提案に活かすことができています。
• 白川
• 北村写真機店に限らず、年齢やキャリアに関係なく意見を言い合う場面はキタムラではよくありますね。新入社員でも、どんどん意見言ってもらいたい。それで私たちも勉強になるし、若い方たちが何を求めているのかも肌で感じることができますから。その積み重ねが、これからも変化し続けるニーズに応えるお店を作っていくと思っています。
• 王
• はい！これからも遠慮なく相談に行きますね。
• 白川
• 宜しくね（笑）。そうやって北村写真機店で成功したことをローカライズして全国の店舗に水平展開し、キタムラ全体のアップデートを仕掛けていきたいというのが、私の今の目標です。旗艦店も新宿の北村写真機店だけでなく、全国に次々とオープンしているから、将来的にこの視点は絶対に必要になると思います。全国の店舗一丸となって、新しい写真体験をお客さまに提案していきたいですね。