キタムラのＯ2Ｏがさらなる進化。
店舗でも宅配でも受け取れる、カメラのキタムラの
「ネットショップ」がリニューアルオープン

2013.08.21

全国４７都道府県に展開するカメラのキタムラは、８月２０日に自社が運営するネットショップをモール化し、リニューアルオープンさせた。
これまで分かれていた各ネットショップをモール化することにより、キタムラネット会員IDによる一度のログインで、カメラ、家電、時計など約４万点の商品と中古などのさまざまな商品を購入できる。また、検索した商品に関する周辺機器や中古などの情報の提供、注文状況、注文履歴も一覧で見られる。キタムラは、店舗とネットショップの連携により、今期、ＥＣ関連での売上を６００億円（前年比１５０％以上）に押し上げる。

同社は、ネットショップの仕組み（商品情報・納期情報）につながるパソコン端末をはやくから全店に設置し、店頭で店員が説明、サポートしながら顧客と一緒にネットショップで注文をする独自の接客を「人間力EC」と呼び、取り組んできた。この「人間力EC」を体験した顧客は、今度は顧客自身で自宅から注文するようになる、という流れを作り上げO2Oを実現してきた。
全国の店舗を活用した同社のネットショップは、利用者が宅配と店受取が選択できるが、利用者の７～８割が店受取を指定し、ネットから店舗への誘導が非常に強い傾向にある。それはカメラ・レンズなど専門性が高く、高額の商品であることが大きな理由になっている。またこのネットショップの仕組みを店頭でも活用することにより、売場面接の小さい店舗の品揃えを補完している。

今回の物販を中心としたネットショップの開発は、自社開発しており、今後予定する「プリント」「年賀状」を含めた連携の強化、サービス向上の開発を迅速に継続的に行う。今後も店舗とネットのさらなる融合による売上拡大と顧客利便性の向上をはかる。

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